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はじめに:なぜ“お局”はどこにでもいるのか?
どの職場にも必ずいる――
長年その会社にいて、なぜか誰よりも権力を持っているように振る舞う人。いわゆる「お局さま」。
私も若い頃、何度かお局の対応で苦しい思いをしてきました。今、その年代になり、自分はそうならないと決めています。
直属の上司よりも影響力があったり、新人や中堅社員にとっては「地雷源」みたいな存在になっていたり…。あなたの周りにも、そんな人いませんか?
私自身、転職を経験してましたが、「お局さま」的な人は存在しました。
そして、残念なことに、どの職場でも“やめない”のはお局の方で、新人や若手が疲弊して辞めていくことの方が多いのが現実です。
でも、私はあるとき、理不尽な態度につくずく嫌気がさして「ある行動」をとったことで、状況が大きく変わりました。
今回は、
- お局がなぜやめないのか?
- お局に理不尽なことを言われたとき、どう対応すればいいのか?
- 実際に私がとった“効いた”対処法
について、体験をもとにお話しします。
お局がやめない理由3つ
① 長年の“社内キャリア”があるから
お局と呼ばれる人たちは、たいてい社歴が長く、会社の裏ルールや“根回し”にも強いです。
そのため、上司も下手に逆らえず、ある意味で“職場の権力者”として存在しています。
② 会社から見れば“辞められると困る存在”
毎日口うるさくて、周囲にストレスを与えていたとしても、業務知識が豊富で、急に辞められると困る存在。
だから会社も多少のことには目をつぶってしまう。
それが、彼女たちをさらに“つけあがらせる”構造になっています。
③ ある種の「承認欲求」の居場所になっている
お局の中には、家庭やプライベートで満たされていない人も多く、
「職場こそが自分の存在価値を感じられる場」になっているケースも。
だからこそ、自分が一番じゃないと気がすまない。
新人に対してマウントを取ることで、自分のポジションを保っているのです。
自分が嫌われているなど、全く気付かないひとだからこそ、その状態でいられるのです。
私が受けた理不尽な一言
ある日、お局からこんなことを言われました。
「あなたの提出した資料、方向性が全然違うんだけど。ちゃんと内容確認したの?」
え…?
あなたが、指示したんですよね??
お局は、上司に指摘を受けたことで、私に対して明らかに感情ベースでの八つ当たり。
でも周りは空気を読んでスルーしてる様子。
この“見て見ぬふり”の中で、一人ターゲットにされるのって本当にツライものです。
私がとった対処法:「ガツンと、でも冷静に言い返した」
ここで私がやったのは、
「感情的にならず、でもはっきりと自分の立場を伝える」ことでした。
その時、落ち着いてこう伝えました。
「○○さん(お局)から指示を受けた通り作成しました。いただいたメモ(指示書)はこちらです。もし私に何か誤解があるなら、その都度話してください。」
正直、言うのは大変勇気がいりました。
今までは、何を言われても、「すみません。やり直します。」を言っていましたから。
でも、「何も言えない人」だと思われると、ずっとターゲットにされる予感がしたのです。
お局の態度は最悪でしたが、「私は絶対悪くない!」と思い、謝ることはしませんでした。

翌日は、普段以上の笑顔で「おはようございます!」と声をかけた
次の日、かなり気まずい雰囲気が予想されましたので、思い切った態度に出てみました。
お局に、飛び切りの明るい笑顔で、「おはようございます!今日も暑いですね!!」と自分から挨拶しました。 (明るく・笑顔がポイントです!)
お局の「おはよう、、、、」という拍子抜けした顔は今でも忘れられません。
「勝ったな!!」と心の中でガッツポーズ!(勝ち負けではないことは承知しています)
もちろん、完全に仲良くなったわけではありません。
でも、“対等な立場で話すべき相手”として見られるようになったのは確かです。
お局対策に効く3つのポイント
① 怒りをぶつけるのではなく、「事実+気持ち」で伝える
ポイントは、怒鳴らず、責めず、「私はこう感じた」と冷静に伝えること。
相手の反撃材料を与えず、でも主張は通す、がベストです。
② 笑顔&礼儀は忘れず、でも下手に出ない
「丁寧=下手に出る」ではありません。
あいさつや礼儀は守りつつ、自分の軸はぶれさせない。
③ 逃げずに“一度、向き合う”
ずっと我慢して避けるより、一度しっかり向き合った方が、結果的にお局との距離感が整いやすい。
何より、自分のメンタルが守られます。
まとめ:お局に振り回されないために、自分の軸を持つ
お局がやめないのは、構造的な理由があるから。
でも、だからといって、こちらが黙って我慢し続ける必要はありません。
一度、きちんと立場を伝えれば、案外「言えばわかる」人もいます。
(もちろん、全員に通じるとは限りませんが…)
理不尽な態度に悩んでいる方こそ、
「冷静に一言、ガツンと」が効くかもしれません。
あなたが、職場の“理不尽な圧”に屈せず、自分らしく働けるように、負けないように――
この記事が、少しでもヒントになりますように。

