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「どうして虫歯にならないの?」「特別なことしてたの?」
子どもが大人になるまで虫歯ゼロで過ごしてきたと話すと、よく聞かれる質問です。
我が家の子どもたちは、現在、社会人。ありがたいことに、これまで虫歯で歯医者さんに通ったことがありません。もちろん、定期健診は受けてきましたが、「治療が必要です」と言われたことは一度もありません。
遺伝もあるのかもしれませんが、日々のちょっとした習慣が積み重なって「虫歯知らずの生活」につながったのかなと感じています。
今回は、我が家で実践してきた虫歯対策について、専門家ではなく“普通の家庭”の視点からご紹介します。
虫歯ゼロの理由① 飴・ガムは「ほぼナシ」
あくまで我が家の経験上ですが、虫歯対策でいちばん大きかったのは、恐らくこれです。
「飴・ガムを口にしなかった」
意識的にそうした訳ではないのですが、私があまり食べたいと思わない親だったため自然と口にすることが少くなりました。
特に小さい頃は、飴もガムも我が家では“めずらしいおやつ”でした。外出先でどうしてもというとき以外、家には基本的に常備していませんでした。
「子どもって飴やガム、好きじゃないの?」と思われるかもしれませんが、不思議と“家にない”生活に慣れると、あまり欲しがらないものなんですよね。
特に飴やガムは、口の中に長くとどまるお菓子。砂糖が長時間歯にまとわりつくことで、虫歯のリスクがぐんと上がると聞いたこともあります。
そのかわりに、チョコレートやクッキーなどのおやつは普通に食べていました。
「ダメ!」と厳しく制限したというより、自然と好んで口にしない流れになった感じです。
※あくまで、我が家の経験談となります。悩んだらかかりつけの歯医者さんにご相談下さいね。
虫歯ゼロの理由② 寝る前の歯みがきは「親のチェックあり」
虫歯対策の基本中の基本、歯みがき。
「歯を磨きなさい!」と毎日言うのは、親にとってもストレスですが、我が家では**「寝る前だけは絶対」**というルールを決めていました。
朝は自分で、夜は親が仕上げ磨き。小学校の低学年くらいまではやっていたと思います。中学年からは、親と一緒に洗面所で磨いていました。
ポイントは、「面倒でも寝る前だけは絶対に磨く」という習慣を子ども自身が身につけるまで、**“親が関わる”**こと。
正直、忙しい夜はつい「まぁいっか」と思いがちですが、ここを粘ったのが今につながっている気がします。
食後は自然と歯を磨く習慣になっていき、「磨かないと口の中が気持ち悪い」と言うようになりました。

虫歯ゼロの理由③ 定期健診は“痛くない時期”に行く
「歯医者=痛い、こわい」と思ってしまうと、子どもはなかなか行きたがりませんよね。
だからこそ、我が家では「痛くなる前」「何もなくても」年1回は歯医者さんに通っていました。
おかげで、歯医者さんに対する恐怖心もなく、定期的にチェックを受ける習慣がつきました。
学校からの歯科健診で何もなくても、「歯を見てもらおうか」と声をかけていました。
これも、小さいうちから“当たり前”として根づけたことが功を奏したのかもしれません。
虫歯ゼロの理由④ 甘い物を食べたあとは“水を飲む”
外出先や友達の家などで甘いお菓子を食べることも、もちろんありました。
でも我が家では、「甘い物を食べたらすぐ歯みがきしてね」よりも、
**「口をゆすぐか、水を一口でも飲んでね」**と伝えていました。
実際、すぐに歯みがきできない状況も多いですし、「水を飲むだけでもちがうんだよ」と教えることで、子どもも実践しやすかったように思います。
虫歯ゼロの理由⑤ 食後にダラダラ食べをさせない
虫歯は「糖」と「時間」のかけ算で進行するといわれます。
つまり、甘いものを長時間、ちょこちょこ食べ続けるのがいちばん危険なんですね。
我が家では、ダラダラ食べをしないよう「おやつは時間を決めて、決まった量だけ」にしていました。
「今日はこれだけ。食べたらおしまいね」と言い切ることで、口の中が休む時間を作ることができます。
食後にまたちょこちょこつまむ…というクセがつかなかったのも、結果的に虫歯予防になったと思います。
まとめ:日々の小さな積み重ねが“虫歯ゼロ”の鍵に
虫歯予防と聞くと、「フッ素」や「シーラント」などの専門的なケアを思い浮かべる方も多いかもしれません。もちろんそれも大切ですが、我が家では、「毎日のちょっとした習慣」が何よりも効果的だったと感じています。
- 飴・ガムは特別なときだけ
- 寝る前の歯みがきは、習慣になるまで親が関わる
- 痛くない時期に歯医者へ
- 甘い物を食べたら水を飲む
- ダラダラ食べはさせない
どれもすぐにできることばかりですよね。
大人になっても「歯医者で治療しなくてすむ」ことのありがたさ。今になって、子どもたちは感謝しているようです。
子育て中の今だからこそ、習慣づけておいて損はありません。
歯は一生もの。
未来の“歯医者通いゼロ”のために、今日からできることを、無理なく取り入れてみませんか?
