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「寝るのがもったいない」│”リベンジ夜更かし”心と体への悪影響

仕事

夜、布団に入ろうとしたのに、「まだ起きていたい」「寝るのがもったいない」と感じたことはありませんか?

YouTubeを見たり、SNSをだらだら見たり、つい漫画を読み続けたり…。
「今日は自分の時間が少なかったから、せめて夜くらいは…」そんな思いで、気づけば夜中2時、3時になっていた――これは、現代人に急増している**「リベンジ夜更かし(Revenge Bedtime Procrastination)」**と呼ばれる現象かもしれません。

私も家事育児で忙しい年代の時ならいざ知れず、余裕のある今、布団に入ると目がさえてしまいます。寝てしまって、朝が来ることを考えると、寝るのが嫌になってしまうのです。

今回は、このリベンジ夜更かしの由来や心理、起きる原因、そして寝不足による心身への影響と対処法を調べてみました。


リベンジ夜更かしとは?名前の由来と背景

項目内容
名前の由来「Revenge(復讐)」+「Bedtime(就寝時間)」+「Procrastination(先延ばし)」の造語。
中国のSNSから広まり、欧米でも注目されるように。
意味日中にやりたいことができず、自分の時間を「夜に取り戻す」行為。
本当は寝るべき時間に、あえて夜更かしすることで「一矢報いる」ような感覚になる。
使われる文脈「仕事や育児に追われ、自分の時間がない人」
「一人時間が貴重な人」などが、意識的・無意識的に夜更かししてしまう現象に使われる。

なぜ、寝るのがもったいないと感じてしまうのか?

以下のような心理的背景や生活習慣が、リベンジ夜更かしを引き起こします。

主な要因詳細
日中に自由時間がない育児や仕事に追われ、自分の時間がとれず「夜しか自由がない」と感じる。
ストレスによる反動頑張ったご褒美として“自分だけの時間”を確保したくなる。
スマホや映像による刺激見続けてしまうアルゴリズムや光の刺激で、睡眠スイッチが切れない。
達成感の不足一日を「自分の思い通りに使えなかった」という不満を、夜に晴らそうとする。
寝る=1日が終わるのが嫌「まだ何かできる気がする」「今日が終わってほしくない」感覚。

リベンジ夜更かしによる悪影響とは?

「ちょっとぐらい夜更かししても…」と思っていませんか?
実は、慢性的なリベンジ夜更かしは、心身に深刻な影響を及ぼします。

弊害内容
集中力の低下睡眠不足により脳の働きが鈍くなり、仕事や家事の効率が落ちる。
イライラや不安感の増加情緒の安定を保つホルモンの分泌が乱れ、些細なことで落ち込みやすくなる。
肌や体調のトラブル成長ホルモンの分泌が減り、肌荒れ・免疫力低下・疲れが取れない状態に。
生活リズムの乱れ朝起きられず、遅刻や家族とのすれ違いが生まれ、ストレスをさらに増幅させる。

「寝るのがもったいない」気持ちとどう向き合うか?対処法まとめ

リベンジ夜更かしを無理にやめようとしても、ストレスが増えてしまうことも。
大切なのは、「自分時間を別の形で満たす」工夫と、「睡眠への価値を再認識すること」です。

対処法具体的な行動例
夕方以降の時間割を見直すお風呂・家事・スマホ時間を前倒しし、寝る前の30分を「何もしない時間」に。
日中に“自分時間”を確保お昼休みにカフェで10分読書、トイレにスマホを持ち込まない時間を意識。
寝る前のスマホ断ち画面を見る代わりに、紙の本やストレッチでクールダウン。
アラームをセットしたら、すぐ画面を伏せる。
寝ることへの価値を再確認「寝ることで脳が回復する」「良質な睡眠は最大の投資」と認識を変える。
小さな“夜の楽しみ”を早めに設定好きな音楽を聴く時間を21時に。夜9時台までに“癒し時間”を集約する。

自分に「やさしい終わり方」をプレゼントしよう

「寝るのがもったいない」と思って夜ふかししてしまうあなたは、おそらくとても頑張り屋さんです。

仕事や育児、家のことを終わらせた後で、「やっと自分の時間だ!」と思う気持ち、よくわかります。
でも、本当の自分の時間は、“元気な自分”がいてこそ楽しめるもの。

明日の自分にとっての“最高のプレゼント”は、今日のぐっすり眠れる夜かもしれません。
寝る前に、ふうっと深呼吸をして、「今日もよくやった」と自分をねぎらってあげましょう。


おわりに|リベンジじゃなく、“ごほうび就寝”へ

リベンジ夜更かしは、一見「自分のため」の行動に見えて、実は未来の自分を少しずつすり減らす選択でもあります。

だからこそ、「早めに眠ることこそ、最大のご褒美」と捉えてみてはいかがでしょうか?
夜ふかしをゼロにするのではなく、週1~2回、少しだけ夜ふかしできる“自由日”を設けて、それ以外の日はしっかり眠る。そんな「ゆるルール」で生活の質がぐんと上がるかもしれません。

私も、最近は反省し、12時までには寝るように心掛けています。スマホはベッドに持ち込まないように、仕事のことは「なるようになる」と考えない努力をしています。

寝ることがさみしいことのような感覚が、少しずつ消えてきたように感じています。

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