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「お盆や年末年始の帰省、楽しみなはずなのに憂うつになる…」
それはあなただけではありません。義実家でも実家でも、多くの人が感じる“帰省ブルー”。
気をつかう人間関係や生活リズムの違いで、笑顔の裏に疲れがたまることも。私は行くまでもそうですが、滞在中、そして自宅に帰ってからの荷物の整理など、、、おっくうで仕方がない時期がありました。
この記事では、義実家バージョンと実家バージョンに分けて、ストレスの原因と気持ちを軽くする具体策を紹介します。
帰省ブルーとは?
「帰省ブルー」とは、大型連休やお盆・年末年始などの前後に、実家や義実家へ帰ることを考えて気分が沈んでしまう状態のこと。
帰省は家族との再会や子どもの成長を見せられる大切な機会ですが、その裏で「正直行きたくない…」という感情が生まれるのも自然なことです。
理由はさまざまですが、大きく分けると義実家バージョンと実家バージョンでストレス要因が違います。まずは義実家編から見ていきましょう。
義実家バージョン|帰省ブルーの原因と対処法
義実家でブルーになるよくある原因
- 気をつかう人間関係
- 義父母、義兄弟姉妹、その配偶者…多くの人との会話や態度に気を配る必要があります。
- 家事負担の偏り
- “お客様”扱いではなく“働き手”として期待され、慣れないキッチンで動き回ることに疲労がたまります。
- 生活への口出し
- 子どもの育て方や夫婦の生活、仕事のことまで、遠慮なく意見や質問が飛んでくる場合も。
- 滞在期間の長さ
- 「せっかく来たのだから」と長期間の滞在を希望され、心が休まる時間が減ってしまう。
義実家帰省ブルーを軽くする方法
- 事前に滞在日数を決めて共有
- 「〇日なら無理なく過ごせる」という基準を自分で決め、早めに日程を伝えておくと心の負担が減ります。
- 夫をクッション役にする
- 言いにくいことや日程の調整は、夫から義両親へやんわり伝えてもらうと角が立ちません。
- 味方を見つける
- 義姉やいとこなど、話しやすい人と会話の時間を増やすことで孤独感を減らします。
- 一人時間をつくる
- 近くのカフェに行く、子どもと散歩する、昼寝をするなど、短時間でも自分のペースを確保するのが大切です。
実家バージョン|帰省ブルーの原因と対処法
実家でブルーになるよくある原因
- “娘”に戻される感覚
- 大人になっても子ども扱いされ、門限や食事の内容に干渉されることがあります。
- 親の変化や老化に直面
- 久しぶりに会った親が以前より体力が落ちていて、寂しさや不安を感じることも。
- 兄弟姉妹との比較
- 「○○はもう家を建てたのに…」など、生活や仕事の状況を比べられる場面もあります。
- 生活リズムの違い
- 朝の早起きやテレビの音量など、日常のペースが乱れて疲れてしまうことも。
実家帰省ブルーを軽くする方法
- 思い切り甘える
- 実家だからこそ、多少甘えて過ごすことを自分に許す。私はこれができなくて、掃除・洗濯・料理など何でもやっていました。いい娘と思われたかったのだと思います。
- 一人の時間を確保
- 近所の公園やカフェで読書するなど、自分だけの時間を作ることでリフレッシュできます。
- 義実家もそうですが、お昼寝をしてリフレッシュはおすすめです。
- ポジティブな目的を持って帰る
- 地元の友人と会う、お祭りに子どもたちを連れていくなど「やりたいこと」を決めておくと滞在中の動きに迷いがなくなります。
- 親の変化を前向きに受け止める
- できないことより「一緒にできること」に注目して過ごすと、気持ちがやわらぎます。
義実家・実家共通の“帰省ブルー”対処法
悩みの種類 | 義実家での例 | 実家での例 | 【対処法】 |
---|---|---|---|
人間関係の気疲れ | 義兄弟姉妹との距離感 | 兄弟姉妹との比較 | 味方を作る・一人時間を確保 |
家事負担 | 慣れないキッチンでの料理 | 手伝いを頼まれ続ける | 役割分担を事前に決める |
生活リズムの違い | 朝型の義両親に合わせる | 親のテレビ音量・食事時間 | 自分時間をスケジュールに組み込む |
会話のストレス | 育児・仕事への口出し | 家庭の状況を根掘り葉掘り | 家族をクッション役にする |
“帰省=苦行”にしないためのマインドチェンジ
- 全部応えようとしない
- 会話も手伝いも“ほどほど”が長続きのコツです。疲れたら、別部屋で休んでいいんです。
- 義務感よりイベント感で
- 「お盆の行事」「年末の恒例」と、年に2回と割り切ることで心が軽くなります。
- 帰省後の楽しみを用意する
- 帰りにカフェに寄る、好きな映画を観るなど“小さなご褒美”でモチベーションを保ちます。
- 断る勇気を持つ
- どうしても無理な場合は、事情を説明して回避する選択肢も自分を守る方法です。
- 夫にうまく立ち回ってもらうことがベストです。
まとめ
帰省ブルーは、「家族が嫌いだから」ではなく、環境の変化や人間関係の負担による一時的な疲れが原因です。
義実家でも実家でも、自分のペースを守りつつ、適度な距離感を保てば、ブルーな気持ちは軽くなります。
今年の帰省は、無理せず、笑顔で過ごせる工夫を取り入れてみてください。
家族との時間は、あなたが心身ともに余裕を持てる形で楽しむのが一番です。
