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男の子が夢中になるおもちゃの代表といえば、「トミカ」と「プラレール」。どちらも長年親しまれてきたロングセラーで、親世代にも思い出がある方は多いのではないでしょうか。
我が家でも例外なく、幼少期からこの二つのおもちゃが大好きでした。「トミカ」の小さな車から、部屋いっぱいに広げる「プラレール」の線路まで――遊び方や魅力の違いはあっても、どちらも子どもの成長に深く関わる存在となりました。
本記事では、「トミカVSプラレール」というテーマで、我が家の体験を交えながら、それぞれのおもちゃが子どもに与えた影響や、ママ目線での管理・整理の工夫、さらには子どもの未来につながったエピソードをご紹介します。
「トミカ」の魅力:小さな世界に詰まったリアルさ
トミカは、子どもの手のひらサイズの小さな車。それでいて実車を忠実に再現しているため、子どもが自然と「車種の違い」「メーカーの特色」に興味を持ちやすいのが特徴です。我が家の子どもも例外ではなく、幼稚園の頃から車名をスラスラ言えるほどに成長しました。
今は仕事柄、各種の車についての性能など、何を質問しても的確に教えてくれます。興味のあることや、知識として持ち合わせたいことをとことん学ぶ姿勢は、この時期に養われたのだと感じます。
トミカで育まれる力
- 観察力:色や形の違いを細かく見分ける力
- 集中力:同じシリーズを並べたり、カタログを眺めて覚える集中力
- 収集欲:限定版やイベント品を欲しがることで、計画性や「選ぶ力」も養われる
また、我が家ではトミカを“遊び”としてだけでなく、“コレクション”として保存。収納ケースを使って車種ごとに整理し、箱を大切に保管したことで、後に売却した際に思わぬ高値がついたこともありました。ママにとっては収納面でも扱いやすく、「管理しやすいおもちゃ」といえます。
![]() | 価格:23000円~ |

「プラレール」の魅力:作り上げる楽しさと広がる世界
一方でプラレールは、ただ電車を走らせるだけではなく、線路を自由にレイアウトし、街をつくる楽しみがあります。我が家の子どもも夢中になり、休日には部屋いっぱいに線路を広げて壮大なレイアウトを作っていました。
プラレールで育まれる力
- 創造力:線路の組み合わせや配置を考えることで、想像力を膨らませる
- 空間把握力:レールの接続や高架橋の組み立てで立体的な感覚を養う
- 問題解決力:電車が脱線したり、線路が足りないときに工夫して解決する力
ただし、ママ目線で言えば、プラレールは収納が悩みどころ。パーツが多くかさばるため、ボックス収納やパーツごとの仕分けが必要です。我が家でも「直線」「カーブ」「橋脚」などパーツ別にケースを用意し、子ども自身で整理できるようにしました。
我が家のエピソード:鉄道博物館に行きたい!自作プレゼンで親を説得
小学校高学年の頃、息子が「鉄道博物館に行きたい!」と言い出したことがありました。しかし、親が多忙でなかなか連れて行けない状況。すると息子は、自分でパワーポイントを使って資料を作成し、「なぜ行きたいのか」「どんな学びになるのか」をプレゼン。旅費についても自ら調べ、必要な金額を提示してきました。
あまりの熱意に親も感心し、最終的に旅費を渡して本人が計画を立てて行くことに。プラレールで育まれた計画力や鉄道への興味が、こうした行動につながったのだと思います。
心配もありましたが、すべてを自分でやり遂げて、希望を叶えることが出来た経験は、今につながっているものと思います。
***鉄道博物館埼玉県さいたま市大宮区にある鉄道博物館***
「トミカ」と「プラレール」それぞれの未来へのつながり
子どもが成長するにつれ、「トミカ好き」「プラレール好き」が将来の進路にどう影響するのか気になる方も多いでしょう。我が家の経験では、確かにその影響は大きかったと感じます。
就職活動時の進路候補
- 車への情熱:幼少期からトミカに親しんだことで、自動車業界への憧れは強く、就職活動では「車関係の会社」が第一志望に。
- 鉄道への関心:一方でプラレールと鉄道博物館体験の影響もあり、JRなど鉄道関連企業も候補に入れて調べていました。電車の運転手にも憧れがあったようです。
最終的に車関連の仕事に就きましたが、子どもの選択肢を広げたのは間違いなく、トミカとプラレールの存在でした。親としても、おもちゃ遊びが単なる“遊び”にとどまらず、未来のキャリア選択につながる可能性を実感しました。
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ママ目線で見た「トミカVSプラレール」まとめ
観点 | トミカ | プラレール |
---|---|---|
遊びの特性 | 車の観察・収集 | レールを作る・走らせる |
育まれる力 | 観察力・集中力 | 創造力・空間把握力 |
収納のしやすさ | 小さくて片付けやすい | パーツが多くかさばる |
お出かけスポット | 自動車博物館、車イベント | 鉄道博物館、鉄道イベント |
将来への影響 | 車好き → 自動車業界 | 鉄道好き → JRや都市計画など |
どちらにも魅力があり、子どもの性格や好奇心に応じて成長につながっていきます。我が家のように両方を楽しむことで、より多方面に興味を広げられるのも大きなメリットです。
おわりに
トミカとプラレール――どちらも子どもに夢と学びを与えてくれる素晴らしいおもちゃです。我が家では両方を通じて、観察力や創造力だけでなく、プレゼン力や将来の進路選択にまでつながる経験を得ることができました。
ママにとっては「収納」「管理」の悩みもありますが、それ以上に得られるものが大きいと感じています。もし今、お子さんがトミカやプラレールに夢中になっているなら、それは将来への大切な一歩かもしれません。ぜひその世界を一緒に楽しみながら見守ってみてください。