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「年賀状、今年はどうする?」 そんな会話が年末の風物詩になりました。「年賀状じまい」という言葉も定着し、年々出す枚数が減っているという方も多いのではないでしょうか。
確かに、SNSでつながっていれば近況はわかるし、LINE一通で挨拶は済みます。 私自身も、出す枚数は以前に比べてぐっと減りました。
それでも、私は今も年賀状を出し続けています。 それは、年に一度、**「その人のことを想いながらペンを握る時間」**を大切にしたいからです。
特にこだわっているのが、必ず「手書きで一言」を添えること。 今回は、相手との絆を深めるためのカテゴリー別にまとめてみました。
恩師:感謝と成長を伝える一言
学生時代の先生や人生の師匠には、現在の自分の状況を短く伝え、「先生の教えが今も生きている」というニュアンスを込めると大変喜ばれます。
- 文例:
- 「先生に厳しくも温かくご指導いただいた日々が、今の私の支えになっています。」
- 「おかげさまで仕事も〇年目となり、中堅として奮闘する毎日です。先生の背中を目標に頑張ります。」
- 「早いもので卒業から〇年ですが、今でも時折、教室での先生の言葉を思い出します。」
- 「寒さ厳しき折、先生におかれましてもどうぞご自愛ください。」
ビジネス関係:信頼を繋ぐ一言
印刷された定型文だけでは、他の多くの年賀状に埋もれてしまいます。一言添えるだけで、仕事相手としての「誠実さ」が伝わります。
- 文例:
- 「昨年の〇〇プロジェクトでは大変お世話になりました。本年も粘り強く取り組む所存です。」
- 「〇〇様のいつも前向きな姿勢に、私自身も刺激を受けております。また情報交換させてください。」
- 「本年も微力ながら貴社のお役に立てるよう精進いたします。」
ご無沙汰している友人:空白を埋める一言
「ずっと会っていないけれど、縁を切りたくない」友人には、自分の報告よりも「相手への関心」を伝えるのがスマートです。
- 文例:
- 「なかなか会えませんが、SNSでの活躍、楽しく拝見しています! 充実した一年になりますように。」
- 「最後にお会いしてから随分経ちましたが、お変わりありませんか? いつか思い出話に花を咲かせたいですね。」
- 「お互い健康第一で、最高にハッピーな1年にしようね!」
親戚:安心を届ける一言
親戚にとっての年賀状は、いわば「生存確認」であり、温かな便りです。形式よりも親しみやすさを重視しましょう。
- 文例:
- 「こちらは家族一同、元気に過ごしています。皆様もお変わりありませんか?」
- 「〇〇さんの手料理が懐かしいです。次回の帰省でお会いできるのを楽しみにしています。」
- 「写真の〇〇ちゃん、随分大きくなりましたね! 成長の早さに驚いています。」

なぜ、あえて「手書き」なのか
年賀状を出すか出さないか、という論争の多くは「効率」の話になりがちです。 しかし、手書きの文字には、タイピングされた文字にはない**「ゆらぎ」**があります。
- 「忙しい中、自分のためにペンを持ってくれた」という事実
- その人の癖字から伝わってくる懐かしさ
- 余白に何を書こうか迷ってくれたであろう時間
これらはすべて、受け取った側への「ギフト」になると思うのです。
自分自身も、毎年元日は、届いた年賀状を見ながら家族と想い出話に花が咲きます。それが大切な時間になっています。
私は、一言を添える時に**「15秒ルール」**を決めています。 あまり長く書こうとすると負担になってしまうので、「パッと思い浮かんだその人の笑顔」に向けて、短い一言を贈る。それだけで十分、想いは届きます。
結びに:一枚のハガキが運んでくるもの
効率化が進み、すべての連絡がスピード解決していく現代。 だからこそ、元旦にポストを開け、誰かの筆跡に触れる瞬間は、どこかホッとする豊かさがある気がします。
枚数は少なくなってもいい。 「あ、この人には届けたいな」と思う人にだけ、心を込めて一言を添えてみる。
そんな年末の過ごし方も、悪くないと思いませんか?
皆さんは今年、どなたに言葉を届けますか?

