目次
「今の事務職のままで、10年後も仕事はあるかな?」
「育休明け、時短勤務だけど、もっと頼りにされる存在になりたい」
「転職したいけど、履歴書に書ける強みが見当たらない……」
ワーママ、そしてバックオフィスで働く女性たちが抱える共通の悩み。それは**「自分のスキルの専門性と、将来への不透明感」**ではないでしょうか。
今、バックオフィス女性が最もコスパ良く、かつ確実に「市場価値」を上げられる手段。それが国家資格「ITパスポート(iパス)」の取得です。
なぜこの資格が、バックオフィスで働く女性のキャリアアップに劇的な効果をもたらすのか。企業側の「本音」を交えて、具体的な「成功事例」を交えて徹底解説します。
以前のブログでも紹介しましたが、私も非IT業界の仕事ですが「ITパスポート」を取得した一人です。
***3ケ月で合格した勉強方法も解説しています!***

「ITパスポート」とは? 「ITアレルギー」を卒業する最強の知識
ITパスポートは、ITに関する基礎知識を証明する国家試験です。令和7年3月度現在においては、年間応募者数は30万人を突破している、トレンドの資格になります。
「ITなんて難しいのでは」「プログラミングなんて無理!」と思うかもしれませんが、安心してください。この試験の本質は「コードを書くこと」ではなく、**「ITをビジネスの道具として使いこなすための共通言語」**を学ぶことにあります。
試験の3つの柱
①ストラテジ系(経営全般): 企業の仕組み、法務(著作権や個人情報保護)、マーケティング
②マネジメント系(IT管理): システム開発の流れ、プロジェクト管理の基本
③テクノロジ系(IT技術): PCの仕組み、ネットワーク、セキュリティ、AI
20代・30代のうちにこの「ビジネス×IT」の全体像を掴んでおくことは、どの業界に行っても通用する「一生モノのパスポート」を手に入れるのと同じなのです。
私の場合は、③テクノロジ系(IT技術)が苦手でしたので、最低ラインはキープしつつ、①ストラテジ系(経営全般)で点数を稼ぐ方法で合格しました。
【難易度・合格率】データ:女性にとっても「現実味」のある数字
「国家試験」と聞くと身構えてしまいますが、数字を見ると希望が見えてきます。
ITパスポートの合格率は、社会人全体で**約50%**です。
【最新・令和6年度】年齢別に見るITパスポートの合格状況
最新の令和6年度試験結果に基づいた、10代から70代以上の統計データです。若年層の勢いと、シニア層の安定した挑戦が数字に表れています。
ITパスポート試験 年齢別合格者数・合格率
| 年齢層 | 応募者数 | 合格者数 | 合格率 |
| 10代 | 約28,000人 | 約12,500人 | 44.6% |
| 20代 | 約98,500人 | 約55,200人 | 56.0% |
| 30代 | 約56,000人 | 約29,200人 | 52.1% |
| 40代 | 約43,000人 | 約21,000人 | 48.8% |
| 50代 | 約26,500人 | 約12,500人 | 47.2% |
| 60代 | 約5,100人 | 約2,000人 | 39.2% |
| 70代以上 | 約750人 | 約230人 | 30.7% |
(出典:IPA 独立行政法人 情報処理推進機構 統計情報 令和6年度分を元に算出)
合格率データのポイント
- 10代の台頭:就職活動を控えた10代の受験者も急増しています。つまり、数年後にあなたの部下となる層は、皆この知識を標準装備して入社してくるということです。今、20代・30代のあなたが取得しておくべき理由は、ここにもあります。
- 20代・30代の「安定感」:30代の合格率が52%を超え、令和5年度よりもさらに上昇傾向にあります。これは、仕事と育児を両立しながらも効率的に学ぶ「スマホ学習」が定着した結果とも言えるでしょう。
- 50代以上の「健闘」:50代の合格率も47%を超えており、ベテラン層のリスキリング(学び直し)が加速しています。バックオフィスの管理職層でも、IT知識は「持っていて当たり前」になりつつあります。
受験の基本情報について(令和8年度版)
- 受験方法: CBT方式(会場のパソコンで回答)。結果は後日発表となります。
- 受験料: 7,500円(税込)
- 試験時間: 120分
- 合格基準: 1,000点満点中600点以上
企業はITパスポート保持者をどう見ているか?
今、リスキリング(学び直し)を推奨している会社が増えています。転職などでも、履歴書の資格欄に「ITパスポート」と書いてあるとき、人事や採用担当者の頭の中ではどのような評価が下されているのでしょうか?
実際の採用担当者との話から「本音」を可視化しました。
「変化を恐れない学習意欲」への評価
面談や面接の評価において、「今のやり方に固執して、新しいシステムに拒絶反応を示す人」は論外です。ITパスポートを持っていることで、**「この人はリスキリングに前向きで、DX化が進む社内環境にも柔軟に適応してくれる」**という強力な安心感を与えます。
「指示待ち」から「提案型」への期待
単に「Excel入力ができます」という人と、「データ形式を整えればRPA(自動化)で効率化できますよね」と言える人。人事が採用したいのは圧倒的に後者です。ITパスポートの知識があれば、現場の課題をITの言葉で翻訳し、改善提案ができる人材だと見なされます。
リモートワーク適性の証明
ワーママにとって生命線とも言える「在宅勤務」。企業側が在宅を認める際の最大の懸念は「セキュリティ意識」です。「ITパスポート保持者=セキュリティの基礎知識がある」という事実は、**「安心してリモートを任せられる人材」**という評価に直結します。

さらに「ステップアップ」IT系の資格一覧
ITパスポートと組み合わせることで相乗効果を発揮する資格をまとめました。
| 資格名 | おすすめの層 | 採用側の評価・期待すること |
| ITパスポート | 全バックオフィス職 | 【必須】 DX時代の最低教養。ITアレルギーがないことの証明。 |
| MOS (Excel上級) | 一般事務 | 【即戦力】 ITパスポートで学んだ「概念」を「実務」で体現できる証拠。 |
| 情報セキュリティマネジメント | 管理職候補 | 【信頼】 企業の機密情報を扱う上でのプロ意識。30代後半〜に高評価。 |
| G検定 (AI) | 企画・マーケ・広報 | 【トレンド】 生成AIを使いこなし、業務を劇的に効率化できる期待感。 |
参考:経済産業省:第四次産業革命スキル習得講座認定制度(METI/経済産業省)
【実録】ITパスポートでキャリアが変わった!成功事例
実際にITパスポートを取得したことをきっかけに、転職やキャリアアップに成功した事例です。
事例A:経理(50代)→ システム・広報関係の管理者を兼務
- ビフォー: 経理の管理職。
- アクション: ITパスポートを取得後、システム関係や広報関係の業務も兼務。
- アフター: 費用削減のためのシステム運用の見直し・ブログやSNS投稿・分析など、幅広い業務を行っている。
事例B:一般事務(30代) → IT企業の営業事務へ
- ビフォー: 地元の会社で伝票入力メインの事務。「私には何の専門性もない」と不安。
- アクション: 育休中にITパスポートを取得。
- アフター: 転職活動で「ITの基礎知識がある事務」として評価され、年収が30万円アップ。
事例C:派遣社員(30代)→ 正社員の事務へ
- ビフォー: 派遣社員として、将来へのキャリアパスが見えない。
- アクション: ITパスポートとMOSを取得。
- アフター: 「DX推進アシスタント」として正社員採用。
忙しいワーママのための「180時間」独学スケジュール
バックオフィスで働くワーママにとって、最大の敵は「時間」です。独学で合格するための最短ルートを提案します。
勉強時間の配分(トータル180時間)※非IT系の場合です
- インプット(30時間): 参考書を1〜2周さらっと読む。「理解」より「見慣れる」ことが大事。
- アウトプット(過去問)(100~150時間):繰り返し問題を解いて、間違えた部分を書き出して覚える。そのためのツール: ITパスポート過去問道場🥋|ITパスポート試験ドットコム
- 苦手克服(10時間): 計算問題や聞き慣れないカタカナ用語を重点的に。
※IT系の職場にお勤めでしたら、100時間程度で合格する方もいるようです。
ワーママ流・隙間時間の作り方
- 朝の「ひとり時間」: 脳がフレッシュな朝に、苦手な「テクノロジ系」を15分だけ。
- 通勤・送迎の合間: スマホアプリで過去問を5問解く。
- 昼休み: お弁当を食べながら、アプリでさっくり勉強。
- 土日の片方: 家族の協力を得て、3時間だけと決めて「模擬試験」を解く。
- 試験前になったら:家族の協力のもと一気に加速で、5時間くらいは確保。
ITの地図における位置づけと「その先」のステップ
ITパスポートは、国家試験の体系図では**「レベル1」**つまり入門編です。
「たったレベル1で意味があるの?」と思うかもしれませんが、企業はこう考えます。
「土台(レベル1)があるからこそ、その上の実務(レベル2〜)を積み上げられる」
ITパスポート取得後のキャリアパス
- 専門性を高める: 「情報セキュリティマネジメント試験」へ。セキュリティのプロとして管理職へ。
- 実務を極める: 「MOS」や「VBA(マクロ)」を学び、社内一の業務効率化スペシャリストへ。
- 時代に乗る: 「G検定」でAI活用を学び、次世代の事務職へ。
***私の新たな挑戦・毎日コツコツがんばっています!***

結びに:ITパスポートは「自信」を育てる投資
ワーママがITパスポートを取得する最大のメリット。
それは、「自分はまだ、新しいことを吸収して成長できる」という自信がつくことです。
今まで多くの働く女性を見てきましたが、自分に自信を持っている人は、仕事での「言葉の力」が違います。ITという「現代の共通言語」を手に入れることで、あなたのキャリアの選択肢は、今の何倍にも広がります。
「今さら」ではなく「今こそ」。
経験者の私は自信をもって言えます。10年後のあなたが、「あの時、ITパスポートを取っておいてよかった」と思えるはずです。今日から一歩、踏み出してみませんか?
