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「なんで私だけ…」と思ったこと、ありませんか?
仕事を一生懸命やっているのに、なぜか評価されない。
むしろ、手を抜いているように見える人が上司に可愛がられていたり、声が大きいだけの人が昇進していたり。
そんな場面に、心が折れそうになったことはありませんか?
私もそんな時期を経験しました。
でも、いくつかの視点の切り替えと経験を通じて、「評価されない時期」に潰れずにいられたのです。
今回は、そんな時にどうやって気持ちを立て直し、自分の軸を保ち続けるかをお伝えしたいと思います。
頑張っても評価されないのは、悲しいけど「よくあること」
評価は「主観」で決まる
上司も人間です。
「この人はできそう」「この人は話しかけやすい」といった印象や相性が、評価に影響を与えることはよくあります。
つまり、頑張り=評価ではないのが、社会のリアルなんです。
実際に、ある人材会社の調査によると「自分は正当に評価されていないと感じたことがある」と答えた人は、約7割にものぼります。
「なんで自分だけ…」と感じるのは、あなただけではない。
そう思えるだけでも、少し気持ちが軽くなるのではないでしょうか。
自分を守る「心の切り替え術」
① 「期待しない勇気」を持つ
「誰も見てくれないかもしれないけど、それでもやる」
これは、損なようでいて、自分の芯を育てる行動です。
結果がすぐに出なくても、「私はちゃんとやった」という事実は、自分への信頼につながります。
それに、思わぬところで「あの時助かりました」と言われた経験、ありませんか?
私は3度の転職を経験しましたが、他社での経験があろうとも、知識が少しばかりあろうとも、入職したばかりの頃は、「謙虚に、そしてうそをつかず、誠実に」を心掛けていました。周囲の人が避けるような業務も、率先して対応するようにしていました。
その場では誰も見ていなくても必ず見てくれる人はいますから、あなたの努力はゼロにはなりません。
② 自分の“価値の物差し”を変える
別の切り口から考えることもできます。あなたは、会社の評価がすべて、と思い込んでいませんか?
でも、あなたの価値は会社だけでは測れません。
- 家族にとってのあなた
- 友人にとってのあなた
- 子どもにとってのあなた
- 心許せる仲間にとってのあなた
誰かの役に立っている。存在するだけで安心感を与えている。
それだけで、十分価値があると私は思います。
「会社で評価されない自分=できない人間」なんていう思い込みをもっているなら、そろそろ自由になっていいのではないでしょうか。

行動で変えられることもある
① アピールの仕方を変えてみる
「頑張っているのに伝わってない」ことが原因なら、伝え方を変えるチャンスです。
例えばこんな工夫が考えられます。
- 週報や日報で成果を数字で報告
- ミーティングで一言でも発言して存在感を出す
- 上司に報告・相談のタイミングを合わせる
大切なのは、見える形にすること。どうしても自分に自信がなく、「自分なんか、、、」という思いになりがちですが、その気持ちを一旦おいてみて、発信していくことは必要です。
業務を効率化を進めたり、クレーム対応で問題を未然に防いだり。
こうした行動も、伝えなければ「なかったこと」として扱われるのが現実です。
伝え方も仕事のうち。そう思うと、心の持ち方も少し変わってきます。
② 無理に「認められようとしない」
少し勇気のいる話ですが、あえて「評価されたい」という気持ちを手放してみるのもひとつです。
私は以前、評価を気にしすぎて疲れていました。
でもあるとき、「もう無理してまで期待されなくていい」と思った瞬間に、ふっとラクになったんです。
むしろ、自然体で過ごすようになってから「最近頼りになるね」と声をかけられることが増えました。
力を抜くことが、結果的に信頼につながることもあるんです。
それでもつらいなら、環境を変えてもいい
ここまで気持ちの切り替えや行動の工夫をお伝えしてきましたが、もしそれでもつらいなら――。
それはもう、環境そのものがあなたに合っていない可能性があります。
評価されずに悩み続ける職場に身を置くよりも、自分の良さを活かしてくれる場所を探す方が、ずっと健全です。
最近では転職サイトや副業、キャリアコーチングなども充実していて、「今の自分に合った働き方」を探す手段がたくさんあります。
今すぐ転職しなくても、選択肢があると思うだけで、心が少し軽くなりますよ。
最後に:「誰かに評価されない=あなたが無価値」じゃない
評価されないのは、相手の見る目が狭いだけかもしれません。
あるいは、まだ“その人にとって価値が見えにくい”だけかもしれません。
でも、自分自身が「やってきたことの意味」を信じられれば、評価があろうがなかろうが、前に進めます。
あなたの頑張りは、きっと誰かの支えになっていますし、見えないところで人を助けている。
そんな風に、自分の価値を信じてあげてくださいね。
