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【子どもが野菜を食べない…】偏食との向き合い方|我が家の体験談

子育て

「また残してる…」毎日の食卓にため息

子育て中、多くの親が悩む「偏食」。特に野菜を食べない子に、どうやって栄養を摂らせたらいいのか、毎日頭を抱える方も多いのではないでしょうか。

実は我が家の息子も、まったく野菜が食べられない子でした。小さい頃は、ほんのひと口でも無理に食べさせようとすると、嘔吐してしまうほど。いわゆる“はき癖”があり、食べること自体にストレスを感じていた様子でした。

保育園や小学校の給食でも、いつも最後まで残っていて、「給食の時間がつらい」と言われたことも。そのことで、同級生から笑われたりして、悩んだ時期もありました。

食も細く、体重が増えないことが気がかりで、「このままで大丈夫だろうか」と本気で悩んでいました。


無理やり食べさせても、いいことはない

あの頃の私は、どうにかして栄養を摂らせようと、毎日あの手この手で工夫していました。

・野菜を細かく刻んでハンバーグに混ぜる
・スープやカレーにこっそり入れる
・型抜きして見た目を可愛くする

どれもそれなりに効果はありましたが、正直、仕事をしながら毎日これを続けるのは大変。私はワーママなので、残業して帰宅した後に食事の用意をするだけでもひと苦労。毎日100点のごはんを作るのは無理です。

そして、決定的にわかったのは「無理やり食べさせても、子どもの気持ちは動かない」ということ。

「口に入れただけで吐く」
「見るだけでイヤな顔をする」

これはもう“生理的に無理”という状態なんですよね。親が必死になればなるほど、子どもは余計に食事が嫌いになる。この悪循環に気づいてから、私は少しスタンスを変えることにしました。


成長とともに変わっていく「食の好み」

転機が訪れたのは、小学校3年生のとき。本人が「泳げるようになりたい」と言い、水泳クラブに入ったことです。さらに選手コースに入ったことが、食に対する意識を変えていきました。

運動を始めると、自然とお腹がすくようになり、「もっと食べたい」と言うように。最初はご飯の量が増えるだけでしたが、やがて「このスープおいしい」「ブロッコリーなら、ドレッシングかけて食べられる」と、苦手だった野菜にも少しずつ手を伸ばすようになりました。

中学生になる頃には、ほとんどの野菜が食べられるように。もちろん、好んでは食べないものもありましたが、「少しでも早く泳げるように、身体作りをしなければ!」という思いが芽生えたのでしょう。

あの頃の偏食が、嘘のように変わっていきました。


今、伝えたいのは「焦らなくていい」ということ

息子は今、成人しています。偏食だった過去があるとは思えないほど、食べられないものはありません。多少の好き嫌いはありますが、それは大人でも同じこと。

高校まで皆勤賞で、風邪ひとつ引かず、健康そのものです。

振り返ると、あの頃もっと力を抜いてもよかったと思います。頑張りすぎたあまり、私自身が疲れてしまっていたこともありました。

「食べない=親の責任」と思いがちですが、子どもにも“食べられない理由”があるんです。成長とともに変わることもたくさんある。だから、今すぐ完璧を求めなくて大丈夫。

***こんな悩みもありませんか?***

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忙しい毎日でも、ちょっとした工夫で乗り切れる方法をいくつかご紹介します。

みなさんもやっていることとは思いますが、参考になれば!

工夫内容
小さく刻んでこっそり混ぜるハンバーグ、ミートソース、チャーハンなどに
とりあえず食卓に並べておく食べなくてもOK。「見慣れる」ことから始める
親がおいしそうに食べる様子を見せる
好きな味付けにするケチャップ・チーズ・カレー味は強い味方
ワンプレートに彩りよく盛り付け嫌いなものも少量盛り付けて、食べることができたらほめる事を忘れない
「今日は余裕がある日だけやる」毎日完璧を目指さない。週1でもOK

最後に|親の好みが食卓を左右することも

実はこれ、意外と盲点なのですが、親が嫌いな食材って、無意識のうちに食卓に並べなくなるんですよね。

私は、小さい頃から「トマト」が苦手で、今でも好んでは食べません。そのため、食卓に並ぶことも少なかったことを反省しています。

日々の買い物の時に、こんなことありませんか?

「私はセロリが苦手だから買わない」
「ナスは夫が嫌いだから作らない」

でも、それって子どもがその野菜に出会うチャンスをなくしているかもしれません。

もし、子どもに食べてほしいと思うなら、まずは親が美味しそうに食べる姿を見せるのが一番。

子どもは親の姿をよく見ています。

これは、私の体験からの反省ですので、偉そうには言えないのですが、、、。


子どもが食べない日があっても、心配しすぎないで

偏食は、一時的なことも多いです。今食べられないからといって、将来ずっと食べられないわけではありません。

私のように、時間がかかっても自然と変わっていくこともあるからこそ、どうか焦らずに。

忙しい日々の中で「今日はこれでいっか」と思える自分を大事にしてください。

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