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朝、子どもの支度や家事をこなしてから仕事に向かうワーママにとって、やる気が出ない日は珍しくありません。
寝不足、疲れ、天気や体調…理由はさまざま。でも、会社や在宅勤務では待ったなしでタスクがやってきます。
この記事では、やる気が出ない朝に無理せず仕事を回すための実践的なコツと、気持ちを切り替える方法を紹介します。
「今日は60%の力で乗り切る」を合言葉に、心と体を守りながら働くためのヒントをお届けします。
朝からやる気が出ない日は誰にでもある
「今日は仕事、正直やりたくない…」
布団の中でそう思った経験、ありませんか?
私はこのブログでも何度かお話ししていますが、会議前や毎週月曜日などは、そんな気持ちに駆られることはしょっちゅうです。
ワーキングマザーとして働いていますので、家事を済ませてからの出勤となると、朝から“エンジンがかからない日”は珍しくありません。
会社に着いてPCを立ち上げても、メールを開く気になれない。会議が入っているとわかっていても、「今日は静かにしていたい…」と思い、全くテンションが上がらない状態。
でも、それは私だけではなかったんです。
同僚も「今日は頭が働かない」とぼやいていたり、上司ですら「朝から眠い」と言っていたり。
やる気の波は誰にでもある自然な現象なんだと知ったとき、少し心が軽くなりました。
【共感エピソード】
ある日の朝、保育園に息子を送り届ける途中で突然の大雨。傘をさしても足元はずぶ濡れ。
ようやく出社した頃には髪も湿り、心も折れていました。
その日は資料作成の締め切りが迫っていましたが、午前中は頭が回らず、結局午後になってようやく集中モードに。
結果的に必要な仕事は間に合いましたが、「やる気がないときに無理に動くより、あえてスロースタートしたほうが効率が良い」と実感した瞬間でした。
やる気が出ない原因は意外と多い
やる気が出ない日の背景は一つではありません。
ただの気分の問題ではなく、体や脳、環境の影響も大きく関係しています。
原因 | 具体例 | 対処の方向性 |
---|---|---|
睡眠不足 | 夜更かし、スマホの長時間使用、質の悪い睡眠 | 睡眠時間を確保、朝日を浴びる |
脳疲労・ストレス | 長時間労働、クレーム対応、人間関係の摩擦 | 短時間の休憩、深呼吸や瞑想 |
モチベーション低下 | 単調作業、成果が見えない、評価されない | 作業の順番を変える、小さな達成感を作る |
体調不良 | 風邪、PMS、更年期症状、肩こりや頭痛 | 無理せず休む、軽作業に切り替え |
季節要因 | 梅雨や冬の曇天、低気圧 | 光を浴びる、体を温める |
特に、女性はホルモンバランスの変化でやる気や集中力が左右されやすいため、周期的な波として受け止めることも大切です。
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やる気が出ない朝の仕事術【今すぐできる】
「15分だけやる」と決める
大きなタスクを目の前にすると、脳は「やりたくない」と抵抗します。
そんなときは「とりあえず15分だけ」と決めて始める。
タイマーをセットして小さくスタートすると、不思議と集中できることがあります。
体を動かしてスイッチを入れる
座りっぱなしは脳を眠らせます。
- 給湯室や資料室で気持ちを落ち着かせる
- 階段を1階分だけ上り下り
- デスクで肩回しや首ストレッチ
血流が良くなると脳にも酸素が行き渡り、思考がクリアになります。
小さなタスクから片付ける
やる気がない日は、まずは「すぐ終わる作業」を選びましょう。
例:
- 重要なメールのみ返信
- 机の上の書類整理
- 会議の準備チェック
ToDoリストは業務のボリューム別に作成し、簡単なものから終わらせていく。
すると、あたかもたくさんの業務が終了したように感じられますので、小さな成功体験が自信を回復させます。
あえて“やらない”を選ぶ
今日やらなくても支障がないタスクは翌日に回す勇気も必要です。
上司に「今日はここまでで、残りは明日対応します」と共有すれば安心感も生まれます。
環境を変えて気分転換
人間の脳は環境の刺激に敏感です。できるならば、場所を変えて業務にあたることも刺激になります。
- 空いている会議室で作業
- 音楽を聴きながらPC作業
- 外周りなら、近くのカフェで1時間だけ仕事
場所や音の変化が、意欲のスイッチを押してくれます。
情報収集などの業務に着手する
データ分析や会議資料の作成など、内容も重く時間もかかるものは、あえての後回し。
でも、情報収集が必要な業務なら、目新しい情報も飛び込んでくるし、結果を必要としないので、少しずつ気分も変わってきます。
「何もしない勇気」でパフォーマンスが上がる
多くの人は「やる気が出ない=怠け」と思い込みますが、休むことは仕事を続けるための戦略です。
私はフルタイムで働いていますので、午前中に意欲がわかないときは、最低限の業務だけこなし、昼休みに30分ほど屋上で気分転換をしています。
午後は自然と集中力が回復し、結果的にトータルの成果は下がらなかったどころか上がったこともあります。
***やる気があるときでも”80%”推奨です***

やる気が出ない日を減らす朝の生活習慣
習慣 | 効果 |
---|---|
睡眠リズムを一定に保つ | 脳と体の回復が安定 |
朝の光を浴びる | 体内時計リセット、気分向上 |
運動習慣を持つ | ストレス軽減、集中力アップ |
前夜に翌日のToDoを書き出す | 朝の迷いを減らす |
やらないことリストを作る | 不要な消耗を防ぐ |
まとめ|“完璧”より“今日を乗り切る”
やる気が出ない日は、無理して100%を目指さず、60%でもいい。
大事なのは「今日を無事に終えること」。
そして、自分を責めるのではなく、「休むことも仕事の一部」と捉えることです。
次にやる気が出ない日がきたら、今日紹介した方法の中から1つだけ試してみてください。
それが、あなたの仕事人生を長く健康に続ける秘訣になります。
