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なぜ片付けられないのか?
「片付けたいのに、気づけば散らかっている」
「やる気はあるけれど続かない」
そんな悩みを抱える人は多いのではないでしょうか。
私の娘も全く片付けが苦手な女子です。学生時代から何度か引っ越しをしましたが、片付いているのは、せいぜい数か月、、、。何度同じことを繰り返せば気が済むのかと思い、注意してしまうこともしょっちゅうです。
実は「片付けられない」のは性格や才能の問題ではなく、思考のクセや行動パターンが原因であることがほとんどです。
片付け大好きな私から、片付けが苦手な人の特徴と、今日から実践できる片付け上手になる方法をお話しします!
片付けが苦手な人の特徴とは?
物を捨てられない
- 「いつか使うかもしれない」と、なんでも取っておく習慣がある
- 思い出が詰まっていて捨てられない
- 高かったからもったいないと感じる
このような気持ちが強いと、モノは減らず、収納スペースを圧迫します。
物の定位置が決まっていない
片付けが苦手な人は、モノの「住所」が決まっていません。
そのため使った後、適当に置いてしまい、結果的に散らかります。
買ってきたものを、「ぽんっ」と開封もせずに、テーブルに置きっぱなしなんてことはありませんか?
物が増えたら、すぐに収納場所へ持っていくことは必須です。
完璧主義で手をつけられない
「どうせやるなら完璧にしたい」と考えるあまり、取りかかるのが遅れてしまうタイプ。
結局、片付けにまとまった時間がとれず、部屋がどんどん荒れていきます。
忙しすぎて時間がない
仕事や育児に追われている人は、片付けの優先順位が下がりがちです。
「時間ができたらやろう」と思っているうちにモノが増え、ますます片付けが大変になります。
収納グッズから先に買ってしまう
「収納ボックスを買えば片付く」と思っている人は要注意。
モノが多い状態で収納グッズを買っても、隠すだけになり逆に散らかります。
片付け上手になるための思考法
まず「減らす」ことを意識する
収納テクニックよりも大事なのは、モノを減らすこと。
使っていないモノを手放すだけで、片付けは一気にラクになります。
「ミニマリスト」まではいかなくても、「いらないかも」と思ったら、すぐ処分!
私は「捨て魔」なのですが、捨てて後悔したことは、今まで数回あるかないかです。
すべてに定位置を決める
以前「整理収納アドバイザー」の講習会に参加してときに、人は1日3分から15分の探し物をすると聞いておどろいたことを覚えています。
1日3分としても、1週間で21分、1か月で約650分、年間で約130時間も探し物に費やしていることになります!
「これはここ」と決めておいて、必ず戻すクセを付ければ、探す時間も片付ける時間も減ります。
子どもでも分かるようにラベルを貼るのも効果的です。
家族みんなで、一緒に行動することが大切です。
小さな片付け時間を習慣化する
- 1日5分だけやってみよう
- 引き出しを1段づつ、片付けていこう
- テーブルの上だけはきれいにしておこう
少しずつ、小さな成功体験を積み重ねることで、片付けが「苦痛」から「習慣」に変わります。
完璧を目指さない
「80%きれいならOK」と思うこと。
片付けは生活を楽にするためのもの。見た目の完璧さより「自分が暮らしやすいか」を重視しましょう。
私は几帳面ではありますが、それほどきれい好きではありません。ちょっとくらい、ホコリがあってもスルーすることはありますよ!
片付けようとする気持ちの盛り上げ方
片付けの最大のハードルは「やる気が出ない」こと。
そこで、気持ちを上げる工夫をいくつか紹介します。
好きな音楽をかける
テンポの良い曲や好きなアーティストの曲を流すと、自然に体が動き出します。
「片付け=楽しい時間」と脳に刷り込むことができます。
ビフォーアフターを想像する
「片付いたらどんな空間になるか」「その部屋でどんな気持ちで過ごせるか」をイメージしてみましょう。
ワクワクする未来を描くことが行動の原動力になります。
誰かを、自宅に招いたときのことを考えるのもありですね。
誰かに宣言する
家族や友人に「今から片付けるよ」と伝えると、やらざるを得ない状況に。
SNSで「今日はここを片付けます!」と投稿するのも効果的です。
ごほうびを用意する
「片付けが終わったらお菓子を食べる」「お気に入りのカフェに行く」など、自分にごほうびを設定するとモチベーションが上がります。
私は、片付けが終わってキレイになった部屋を見渡しながらコーヒーを飲むのが、至福の時間です。
誰でもやってみたくなる片付け法
写真を撮ってみる
部屋をスマホで撮影すると「客観的に」散らかり具合が分かります。
ゲーム感覚で「ビフォーアフター」を残すと達成感が得られます。
3つの箱に分ける
片付けたいときは次の3つに分けましょう。
箱 | 内容 |
---|---|
①すぐに入れられる箱(リビングに置きたいので蓋つき籐カゴ使用) | 毎日の資料やDMなどをひとまず入れる |
②①を選別した後、まずは保留したものを入れる箱(1ケ月くらいでチェック) | 捨てるか悩むもの |
③どうしても捨てる決断のできない物の箱 | 想い出深くて決められないもの |
“思い切って捨てる” | もう使っていない・壊れているもの |
これは夫に効果的でした。職場の資料やDMなど毎日たまっていくので、この方法にしてからリビングが散らからなくなりました。
収納は7割で止める
ぎっしり詰めると片付けにくくなります。
収納は余白を残しておくことで、使いやすさも維持できます。
片付けが苦手な人がやりがちなNG行動
- とりあえず全部収納ボックスに詰め込んで、選別しないでそのまま
- ときめきがないのに「高かったから」と残す
- 家族に丸投げする
- 一気に全部片付けようとする
片付けの基本は「小さく、簡単に、続けられること」。
まとめ:片付けは誰でもできる習慣になる
片付けられない人の特徴を知り、正しいステップを踏めば、誰でも片付け上手になれます。
- 物を減らす・捨てる
- すべてのものに、定位置を決める
- 少しずつ習慣化する
- 完璧を求めない
- 気持ちを盛り上げる工夫を取り入れる
この5つを意識するだけで、部屋は見違えるほど快適になります。
「片付けが苦手だから…」と諦めず、今日から小さな一歩を始めてみませんか?