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仕事に、育児に、家事に……毎日を全力疾走で駆け抜けているワーママのみなさん。
本当にお疲れ様です。
日々の忙しさの中で、「私のキャリアってこの先どうなるんだろう?」「定年を迎えた後、どんな生活が待っているのかな?」と、ふと未来に不安を感じることはありませんか?
今回は、今年の3月に定年退職を迎えた私自身の「リアルな体験談」をお届けします。
長年勤め上げた会社を辞め、キャリアをリセットし、そして6月から新しい一歩を踏み出したばかりの私の経験が、今を生きるワーママのみなさんの「未来のヒント」になれば幸いです。
3月に迎えた定年退職。管理職としての未練と、「リセット」という決断
今年の3月、私は長年勤めた職場を定年退職しました。
最後の数年間は管理職としての責任ある立場を任され、プレッシャーと戦いながらも、充実した日々を送っていました。
ありがたいことに、退職が近づいた頃には上司や周囲から「定年後も、ぜひこのまま残って力を貸してほしい」という、身に余る継続雇用のお言葉もいただきました。
これまで培ってきた経験をそのまま活かせる環境が約束されている。
それはとても光栄で、ありがたい選択肢でした。
しかし、私は悩んだ末に、そのお話を丁寧にお断りすることに決めたのです。 「一度立ち止まり、これまでの人生をリセットしよう」 そう決断しました。
20代、30代、40代、50代と、育児と仕事の両立に追われ、息つく暇もなく走り続けてきた人生です。
子どもたちが巣立った後も、管理職として常に数字や責任を背負ってきました。
「ここで一度、自分の人生のスピードを落とし、まっさらな状態からこれからの生き方を考えてみたい」という思いが、私の中で大きくなっていったのです。
人生の夏休み?自宅で過ごした「かけがえのない2ヶ月間」
こうして4月から、私の「ノンプロフェッショナル」な生活が始まりました。
次に何をやるかは決めず、まずは定年を迎えるまで突っ走ってきた自分へのご褒美の時間です。
結果として、この自宅で過ごした2ヶ月間は、私の人生において「かけがえのない宝物」のような時間となりました。
- 今までできなかった家事に、丁寧に向き合うこと: 朝、時間を気にせずに洗濯物を干し、部屋の隅々まで掃除をする。旬の食材を使って、時間をかけて夕食を作る。これまでは「タスク」でしかなかった家事が、心にゆとりを持つことで、とても愛おしい時間に変わりました。
- 平日の旅行と、映画館での映画鑑賞 :ワーママ時代には絶対に不可能だった「平日の長期旅行」にも出かけました。混雑のない観光地をのんびり歩き、見たい映画があれば、ふらりと平日の映画館へ足を運ぶ。
「ああ、世界にはこんなに穏やかな時間が流れていたんだ」と、毎日が新鮮な感動に満ちていました。まさに、人生の夏休みを手に入れたような充実感でした。
***休み中に資格試験にチャレンジ!***

襲ってきた「社会とのつながり」が消える不安と、3つの選択肢
しかし、人間とは贅沢なものです。
充実した日々が1ヶ月を過ぎようとする頃、心の奥底から静かな「不安」が頭をもたげてきました。
「このまま、私は社会から必要とされない存在になってしまうのだろうか」
毎朝、決まった時間に起きて、行くべき場所があること。
誰かと意見を交わし、感謝されること。
それがどれほど自分のアイデンティティを支えていたかを、失って初めて痛感したのです。
家事や趣味は楽しいけれど、それだけでは埋められない「社会とのつながりへの渇望」があることに気づきました。
そこで私は、今後の人生について真剣に考え、3つの選択肢を自分に提示しました。
① 65歳の年金受給まで、働かずに家事や趣味を満喫する
経済的なシミュレーションをしつつ、このまま完全な引退生活を送る道です。
心の平穏は保てますが、前述した「社会との孤立感」を解消するのは難しいかもしれない、と感じました。
②キャリアを活かし、スカウトしてもらった会社へ行く
これまでの私のキャリアを見て、ありがたいことに「今までの経験を活かして働かないか」と声をかけてくださる職場もありました。
即戦力として動けるため安心感はありますが、また以前と同じような忙しさや、過去の延長線上の働き方に戻ってしまうのではないか、という懸念がありました。
③自分の時間も大切にしつつ、無理なく社会貢献ができる仕事を探す
自分の趣味や暮らしの時間もしっかりキープしながら、これまでの経験を活かしつつ、誰かの役に立てる新しい仕事を探す道です。
私が選んだ答えは、夫とも相談し「③」でした。
これまでのキャリアにしがみつくのではなく、かといって社会から完全に退くのでもない。
「自分軸の暮らし」と「社会とのつながり」を両立させる新しい働き方を目指すことにしたのです。
定年からの挑戦:システム関係の業務へのパラダイムシフト
「③」の道を歩むと決めた私は、新しいことへのチャレンジ精神がムクムクと湧いてくるのを感じました。
せっかくリセットしたのだから、今までとは少し違う景色を見てみたい。
そう考えて見つけたのが、「事務職でありながら、システム関係に携わる業務」でした。
これまで医療事務や経理職の経験はありましたが、ITやシステムに関わる業務は、私にとって未知の領域に近いものでした。
「この年齢から新しいシステムを覚えられるだろうか」という不安がなかったと言えば嘘になります。しかし、「いくつになっても学び、成長したい」というチャレンジ精神が、私の背中を押してくれました。
結果として、私の熱意と、これまで培ってきたベースのスキルを評価してくださる職場と巡り合うことができ、定年後という年齢でありながら、無事に採用をいただくことができたのです。
多くの応募者の中から「選んでもらえた」と言うことが、自分にとって大きな励みとなりました。
ワーママのみなさんへ今伝えたい、キャリアと資格の「真実」
ここで、今まさにキャリアの荒波を泳いでいるワーママのみなさんに、先輩としてどうしてもお伝えしたい大切なことがあります。
それは、「仕事のスキル」「資格」、そして「チャレンジ精神」は、人生の後半戦(再就職や定年後の仕事選び)において、想像以上に凄まじい影響力を持つということです。
綺麗ごと抜きでお伝えすると、シニア世代の求職活動は甘くありません。
条件が良い求人、働きやすい環境の職場があれば、当然たくさんの応募が集まります。
そして悲しいかな、年齢だけで判断され、書類選考の段階でお祈りメールが届く(落ちる)ことも日常茶飯事のようです。
そんな厳しい現実の中で、私を救ってくれたのは、ワーママ時代に必死に身につけた実務スキルであり、コツコツと取得してきた資格たちでした。
面接官の方はこう言ってくださいました。
「これまでの経験はもちろんですが、この年齢になっても新しい資格に挑戦したり、システム分野を学ぼうとしたりする『姿勢』が素晴らしい。そのチャレンジ精神があれば、うちの新しい業務も任せられます」
みなさんが今、家事や育児で限界になりながらも、「なんとかキャリアを繋ぎ止めよう」と頑張っているその努力。
職場で揉まれながら身につけている調整能力や管理スキル。
そして、忙しい合間を縫って勉強している資格。
それらは絶対に、あなたを裏切りません。
私のように定年を迎えたその時に、あなたを守り、新しい未来の扉を開く「最強の武器」になります。だから、今の努力をどうか誇りに思ってくださいね。
6月からの新生活。毎日が新鮮で輝いている
こうして私は、今年の6月から新しい職場で働き始めました。
初出勤からまだ1週間。
正直に申し上げますと、右も左もわからず、わからないことだらけです!
周囲の若い皆さんにシステムの使い方を教えてもらい、メモを取る手が追いつかないこともあります。管理職だった頃のプライドなんて、良い意味で木っ端微塵に吹き飛びました(笑)。
でも、その「わからないことだらけ」の毎日が、たまらなく刺激的で、新鮮なのです。
脳がフル回転している感覚、新しい知識が自分の中に染み込んでいく感覚。
それは、自宅で穏やかに過ごしていた2ヶ月間にはなかった、別の種類の「生きている実感」でした。
定年を迎えても、人生は終わりません。
むしろ、「自分で選んだ第二の人生」のスタートラインに立ったばかりです。
おわりに:これからも、私の「一歩先」を伝えていきます
定年退職、2ヶ月のモラトリアム、そして60代からの新しい職場での挑戦。
私のこのリアルな経験が、今、仕事と育児の板挟みで悩んでいるワーママさんや、今後のキャリアに不安を感じている方の心を少しでも軽くできたら、これほど嬉しいことはありません。
働き方は、ひとつではありません。
キャリアをそのまま上り詰めるのも素晴らしいし、私のように一度リセットして、全く新しい分野に飛び込むのも楽しいものです。
大切なのは、いつでも「自分の意志で選択し、挑戦する心を持つこと」。
新米システム担当としての私の格闘記や、定年後のリアルな暮らし、そしてワーママ時代にやっておいて本当によかったことなど、これからも私の経験をこのブログで惜しみなくお伝えしていきたいと思っています。
みなさんの未来は、今思っているよりもずっと自由で、可能性に満ちあふれていますよ!
一緒に、一歩ずつ進んでいきましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
