当メディアは各種アフィリエイトプログラムに参加しています

「仕事の優先順位はつける?つけない?」おすすめのタスク管理術

仕事・資格

目次

「毎朝、山のようなタスクを前にしてどこから手をつければいいかわからない…」

「優先順位を立てて計画通り進めようとしても、子どもの急な発熱や社内からの急な依頼で計画が一瞬で崩れてしまう…」

仕事に家事、育児と、毎日が分刻みスケジュールで怒涛のように過ぎ去るワーママにとって、「タスクの効率的なこなし方」は永遠のテーマですよね。

ビジネス書や研修ではよく「仕事には必ず優先順位をつけましょう」と言われます。

しかし、実際に働いていると「優先順位をつける時間すら惜しい」「優先順位通りに進まないストレスの方が大きい」と感じたことはありませんか?

実は、タスクに優先順位を「つける働き方」と「つけない働き方」には、自分の置かれている環境や職種、ライフステージによって、向き・不向きがあるのです。

この記事では、タスクの優先順位をつける・つけない双方のメリット・デメリットと、具体的な業務事例を比較しながら、「プライベートも多忙なワーママにとって、本当に成果が出るおすすめの方法はどちらなのか?」を徹底解説します。

タスクの優先順位を「つける」働き方

まずは、王道とも言われる「優先順位をつける」タスク管理法について深く掘り下げていきましょう。

一般的に優先順位をつける際は、「重要度」と「緊急度」の2軸を使ってタスクを4つの領域に分類し、やるべき順番を決めていきます。

【メリット】

成果に直結する重要業務を取りこぼさない

優先順位をつける最大のメリットは、「本当に重要な仕事」にリソースを集中できる点です。

締め切りが先であっても組織にとって重要なプロジェクトや、将来の業務改善・マニュアル作成など(重要度が高く、緊急度が低いタスク)を意識的にスケジュールに組み込むことができます。

全体像が見えるため安心感が生まれる

一日の始めや週の始めにタスクを整理して優先順位をつけることで、「今何をすべきか」「今日どこまで終わらせればよいか」というゴールが明確になります。

頭の中が整理され、漠然とした不安や焦りが軽減されます。

業務の「先回り」ができる

締め切りから逆算してスケジュールを組み立てるため、期限ギリギリになって慌てることがなくなります。

他部署への依頼や上司への確認作業も余裕を持って行えるため、チーム全体の業務スピード向上にも寄与します。

【デメリット】

予期せぬ割り込みに弱い

緻密に優先順位とスケジュールを組めば組むほど、計画が崩れたときのストレスが大きくなります。

突発的なトラブル対応や急ぎの依頼が入ると、立てた計画を一から組み直す手間が発生します。

計画を立てる作業自体に時間がかかる

毎朝のタスク整理や優先順位の付け替え作業自体に、毎日15〜30分といった時間が削られます。

「タスク管理をするためのタスク」が増えてしまい、本質的な作業時間が減ってしまうという本末転倒が起こりやすくなります。

「優先順位が低いタスク」が永久に放置される

重要度・緊急度が低いと判断したタスク(例:書類のファイリング、古いデータの整理、細かなマニュアルの修正など)が後回しにされ続け、最終的に大きな負担やトラブルの原因になることがあります。

***関連記事***

仕事は8割でいい?│完璧を求めすぎない働き方のススメ
はじめに:「完璧じゃないとダメ」と思い込んでいませんか?「これで本当に大丈夫かな…」「もっと丁寧にやらないと」「完璧に仕上げないと評価が下がるかも」そんな風に、自分にプレッシャーをかけながら仕事をしていませんか?でも、実は仕事の成果って、1...

タスクの優先順位を「つけない」働き方

次に、あえてタスクの「優先順位をつけない」働き方についてです。

これは決して「無計画に乱雑に働く」という意味ではなく、「目の前のタスクを機械的・流動的に処理していく」アプローチです。

例えば「到着した順に処理する」「5分以内で終わるものから片付ける」「タスクリストの上から順番に潰す」といったルールで運用します。

【メリット】

思考コスト(意思決定の疲労)をゼロにできる

人は一日に数千回もの意思決定を行っていると言われており、「次に何をしようか」「どちらを優先すべきか」と迷うだけでも脳のエネルギーを消費します。

優先順位をつけず、目の前のものから順にこなすことで、「迷う時間」と「脳の疲労」を大幅に削減できます。

突発的な変更に柔軟に対応できる

最初から厳密な計画を立てていないため、急な社内対応や割り込み仕事が入っても精神的ダメージがありません。

「入ってきた順にやるだけ」というスタンスのため、状況の変化に対してしなやかに対応できます。

着手までのハードルが下がり、作業スピードが上がる

「どれからやろうか」と悩む時間がなくなり、即座に行動に移ることができます。

特に「5分で終わる短いタスク」をポンポンと片付けていくことで作業のはずみがつき、ノリが生まれます。

【デメリット】

「重要だが緊急ではない仕事」が放置されやすい

目先の「すぐできる仕事」や「緊急の連絡」ばかりを処理していると、中長期的な成果を生む「重要な仕事」に着手する時間と体力が残らなくなります。

一日中忙しく働いたのに、振り返ると大きな成果が出ていないという状況に陥りがちです。

締め切り遅延のリスクが高まる

時間がかかる重たいタスクを後回しにしてしまい、締め切り直前になってパンクするリスクがあります。

タスクの全体量や所要時間を把握していないと、スケジュール管理が破綻しやすくなります。

***関連記事***

仕事で「わからない」と言えない人へ┃最強の質問術と職場での信頼獲得法
仕事で質問できない悩みを解決。上司に好かれる「聞く力」を解説。具体的なテクニックとマインドセット。

バックオフィス業務における双方の具体事例

実際のオフィス現場で「優先順位をつけた場合」と「つけない場合」、どのような動きになるのかを、一般企業のバックオフィス(総務・経理部)業務を例に具体的に見てみましょう。

業務事例①:優先順位を「つける」場合

職種:一般企業・総務経理部(バックオフィス担当)

【一日の動き】

  • 9:00〜9:15 出社後、今日のタスクをノートに書き出し、「緊急度×重要度」でランク付け。
    • 【A:最優先】 明日の役員会で使用する「月次決算報告資料」の作成(本日15時までに提出)
    • 【B:重要】 来月の社内研修の手配・マニュアル更新
    • 【C:日常業務】 届いた請求書の処理、備品発注、メール返信
  • 9:15〜11:30 一番集中できる午前中に、最優先(Aランク)である「月次決算報告資料の作成」に着手。集中するため、チャット通知をオフにして一気に仕上げる。
  • 11:30〜12:00 Cランクのメール返信と、届いていた請求書データの入力作業を一気に処理。
  • 13:00〜15:00 作成した月次決算資料の最終チェックを行い、上司へ提出(無事完了)。続いてBランクの「社内研修の手配」を進める。
  • 15:00〜16:30 他部署からの細かな問い合わせに対応しつつ、明日の準備をして退社。

【成果と評価】

締め切り厳守の重要資料(月次決算)がミスなく予定通り完成し、上司や役員からの信頼を獲得できた。後回しになりがちな業務改善や研修手配も着実に前進している。

業務事例②:優先順位を「つけない」場合

職種:一般企業・総務経理部(バックオフィス担当)

【一日の動き】

  • 9:00〜10:00 出社後、メールや社内チャットを上から順に確認。「新入社員のPCアカウント発行依頼」「名刺の発注依頼」など、5分以内で終わる依頼はその場ですべて処理・返信。
  • 10:00〜12:00 デスクに届いた郵便物の開封、請求書の消込作業、備品補充など、目の前にある事務作業を届いた順・リストの上から順に機械的に片付けていく。
  • 13:00〜14:30 他部署の社員から「会議室のプロジェクターが映らない」「急ぎで社印の押印が必要」といった突発的な依頼・トラブルが入ったため、即座に対応。
  • 14:30〜16:30 トラブル対応完了後、再びタスクリストの上から順に未処理の伝票起票やファイリングなどの事務作業を淡々と片付ける。

【成果と評価】

社内社員からの依頼に対するレスポンスが非常に早く、「〇〇さんに頼めばすぐ動いてくれる」と社内での好感度・頼もしさが抜群。

突発的な社内トラブルにも即座に対応できた。

プライベートも忙しいワーママにおすすめの方法はどちらか?

ここまで双方の特徴と事例を見てきましたが、「プライベートも多忙で、急な予定変更が日常茶飯事なワーママ」にとって最適な方法はどちらでしょうか?

結論から言うと、ワーママに最もおすすめなのは、どちらか一方に絞るのではなく、双方のメリットを組み合わせた「ハイブリッド型(2ステップ管理法)」です。

なぜなら、ワーママの日常は以下のような特有の制約を抱えているからです。

  • 子どもの急な発熱や登園許可、学校行事などで「予定通りいかない」のが当たり前
  • お迎えや夕食の準備があるため、残業による「時間のリカバリー」が効かない
  • 家事・育児・仕事と常にマルチタスクで、脳の疲労(認知負荷)が限界に達しやすい

「完全な優先順位管理」を目指すと、子どもの熱で早退した瞬間に計画が総崩れし、強い罪悪感とストレスを抱えることになります。

かといって「完全な優先順位なし」だと、決算や給与計算といった締め切りがある重要な仕事を取りこぼす危険があります。

そこで、ワーママが最小限の労力で最大の成果を出すための「ハイブリッド型(2ステップ管理法)」をご提案します。

ワーママ向け「ハイブリッド型(2ステップ管理法)」のやり方

やり方は非常にシンプルです。

「絶対に落とせない最優先タスクを1〜2個だけ決め、それ以外は優先順位をつけずに上から片付ける」というルールです。

ステップ1:「今日絶対に終わらせる最優先タスク(MUST)」を1〜2個だけ決める

一日の始まりに、タスクリスト全体を見渡し、「今日自分が急きょ早退することになっても、これだけは終わらせて帰るべき仕事」を1個(多くても2個)だけ選びます。

  • (例)「〇〇提出用の月次決算数値の最終確認」「本日の14時までに送る請求書の発行」

この1〜2個の「MUSTタスク」だけは、最も邪魔が入らない時間帯に一気に終わらせます。

ステップ2:残りのタスクは「優先順位をつけず」上から機械的にこなす

MUSTタスクが終わったら、残りのタスク(WANTタスク・日常事務)には一切優先順位をつけません。

  • 届いた順に処理する
  • 5分で終わるものはその場で片付ける
  • タスクリストの上から順番に淡々とこなす

このように割り切ることで、「どれからやろうか」と悩む脳の疲労を防ぎつつ、突発的な社内からの問い合わせやトラブルにも臨機応変に対応できるようになります。

まとめ:自分に合った「心地よいバランス」を見つけよう

仕事のタスク管理に「唯一絶対の正解」はありません。

  • 優先順位をつける方法: 長期的な成果を出しやすく、重要業務を取りこぼさない安心感がある
  • 優先順位をつけない方法: 思考コストがゼロになり、突発的な変化や急な依頼に強いスピード感が出る

時間に制限があり、予期せぬトラブルがつきもののワーママだからこそ、「きっちり計画を立てすぎる」のではなく、「最優先の1件だけ決めて、あとは流れるように片付ける」という柔軟なスタンスが、心と仕事の余裕を生み出します。

毎日のタスク管理に疲れを感じている方は、ぜひ明日からこの「ハイブリッド型」を取り入れて、自分にとって一番心地よく成果が出せるペースを見つけてみてくださいね!

Back to top