エンジニアとして働く息子。
就職が決まったとき、お祝いに新しい腕時計を送ろうとしたのですが、息子は「いらないよ」と優しく断ってきました。
彼がずっと使っていたのは、亡くなった祖父の形見の時計。
決して高価なブランドものではなく、今の20代の感覚からすると少し時代遅れにも見えるデザインです。
お世辞にも「いまどきの流行り」とは言えません。
ですが、息子はこう言いました。
「じいちゃんの物づくりに対する姿勢をすごく尊敬していたんだ。この時計は、俺がずっと大切に使っていくよ」
幼い頃からの憧れだったエンジニアという職に就き、祖父の意思や技術へのリスペクトを腕に刻んで毎日仕事に向かう姿に、親として胸が熱くなったのを覚えています。
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流行りものかと思いきや……息子が選んだもう一つの時計
そんな息子から先日、「もう一つ、違うテイストの時計を買うよ」という話を聞きました。
「やっぱり若いから、流行りのデザインやトレンドのブランドが欲しくなったのかな?」
なんて思ったのですが、帰省した際に見せてくれたのは、意外にもカシオ(CASIO)の時計でした。
正直なところ、私の中でカシオといえば「手頃な価格」や「G-SHOCKのカジュアルなイメージ」が強かったのです。
しかし、息子が誇らしげに見せてくれた時計は、とても美しく上品なものでした。
それが、カシオの上級ブランド「OCEANUS(オシアナス)」でした。
山形の職人が紡ぐ、日本の「ものづくり」
オシアナスについて調べてみると、その魅力に納得させられました。
- 山形カシオの「プレミアムプロダクションライン」先進のデジタル技術だけでなく、熟練の職人(メダル認定を受けたクラフトマン)の手作業によって組み上げられ、調整されています。
- 洗練されたデザインと機能オシアナスを象徴する美しい「青」の発色、チタン素材による驚くほどの軽さ、そして正確な時を刻む電波ソーラー技術。まさに「日本のものづくりの粋」が詰まった逸品です。
先日放送されたテレビ番組『池上彰のニュースそうだったのか!!』でも日本の技術力の象徴として取り上げられていました。
実物を目にすると、本当に高級感があり凛とした気品にあふれていました。
2つの時計に込められた想い
息子に話を聞くと、笑顔でこう教えてくれました。
「職場には、今でもじいちゃんの時計をしていってるよ。このオシアナスは、イベントや出かける時の特別な時計だから」
祖父への敬意と、物を大切にする心。
そして、自分自身がエンジニアとして成長する中で「日本の本物のものづくり」に魅せられ、自分の意思で手に入れたこだわり。
安易なブランド名に流されるのではなく、作り手の想いや技術の本質に惹かれて時計を選ぶ息子の姿に、すっかり大人になった頼もしさを感じました。
子供の頃からの夢を叶え、エンジニアとして毎日を精一杯がんばっている息子。
祖父から孫へと受け継がれた想いと、彼自身が新たに刻み始めた時を、これからも温かく見守っていきたいと思います。
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