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成人しても「パパ・ママ」呼びはあり?我が家がお父さん・お母さんを選んだ理由

子育て

「お父さん」「お母さん」と呼ぶ?

それとも「パパ」「ママ」?

子どもが生まれると、意外と早い段階で考えることになるのが、親の呼び方です。

わが家では、子どもたちが小さいときから「パパ・ママ」という呼び方を選ばず、「お父さん・お母さん」と呼んでいました。

それは将来的に大きくなってからのことを考えてのことでした。

今振り返ってみても、私はこの選択でよかったと思っています。

とはいえ、最近の調査を見ていると、私が子育てをしていた頃よりも「パパ・ママ」という呼び方は、ずいぶん身近なものになっているようです。

では、今の子どもたちは親をどう呼んでいるのでしょうか。

そして、大人になっても「パパ・ママ」と呼ぶのは、ありなのでしょうか。

今回は、最近の調査結果を見ながら、我が家が「お父さん・お母さん」を選んだ理由と、親の呼び方について考えてみたいと思います。

「パパ・ママ」が多い現代

まず、最近の調査を見てみましょう。

ベネッセ教育情報が2024年に紹介した「保護者の呼び方についてのアンケート」では、未就学児・小学生・中学生の子どもを持つ保護者1,644人が回答しています。

その結果、「パパ・ママ」派が「お父さん・お母さん」派の、約2倍という結果になっていました。

保護者の呼び方ランキング 「パパ」「ママ」「お父さん」「お母さん」どれが多い?ユニークな呼び方も | ベネッセ教育情報

2009年に行った調査では、「パパ・ママ」派が4割、「お父さん・お母さん」派が5割。

以前は「お父さん・お母さん」のほうが多かったものが、15年ほどの間に逆転したことになります。

もちろん、これは同じ人を15年間追跡した調査ではありません。

そのため「日本の家庭すべてがこう変わった」とまでは言えませんが、少なくとも、親の呼び方として「パパ・ママ」が主流になっていることはわかります。

私自身、子育てをしていた頃には、「子どもは大きくなったら、お父さん、お母さんと呼ぶもの」という感覚がどこかにありました。でも、今の子育て世代にとっては、それが唯一の選択肢ではないのでしょう。

高校生になっても「パパ・ママ」は多い

さらに興味深い調査があります。

2025年にワカモノリサーチが全国の現役高校生862人を対象に行った「父親・母親の呼び方」に関する調査です。
令和の現役高校生の半数以上 自分の父親・母親を「パパ・ママ」と呼んでいることが判明 | 【速報】ワカモノリサーチ

父親については、

  • パパ……50.2%
  • お父さん……28.1%
  • その他……16.6%
  • 名前……4.1%
  • オヤジ……0.9%

という結果でした。

母親については、

  • ママ……56.3%
  • お母さん……33.4%
  • その他……6.8%
  • 名前……2.6%
  • おふくろ……0.9%

となっています。

つまり、少なくともこの調査では、高校生の段階でも「パパ・ママ」と呼んでいる人が半数を超えているのです。

これは、私にとって少し意外な結果でした。

「パパ・ママ」は小さい子どもの呼び方、そんなイメージを持っていたからです。

ところが、実際には高校生になっても、そのまま呼び続けている人がかなりいる。

では、なぜ呼び方を変えないのでしょうか。

調査では、

「小さい頃から呼んでいて今さら変えられない」

「家族もみんなパパ・ママと呼んでいる」

「お父さん・お母さんに変えるタイミングがなかった」といった声が紹介されています。

呼び方というのは、一度定着すると、わざわざ変えるきっかけがないのかもしれません。

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「パパ・ママ」が問題なのではなく、使い分けができるか

ここで、ひとつ大切なことがあります。

私は「大人になってもパパ・ママと呼ぶのはダメ」と考えているわけではありません。

家族の中でどう呼ぶかは、その家庭の文化でもあります。

家では「パパ」「ママ」。

友達との会話では「お父さん」「お母さん」。

そして、改まった場面では「父」「母」。

このように使い分けている家庭もあります。

実際、ベネッセの調査でも、「家ではパパ・ママ、外ではお父さん・お母さん」という使い分けをしている家庭が紹介されています。

私は、この「使い分け」ができることのほうが大切なのではないかと思います。

呼び方そのものに、正解があるわけではありません。

大切なのは、「今はどんな場面なのか」を考えて言葉を選べること。

これは親の呼び方に限った話ではありません。

同じ内容でも、相手や場面によって言葉を変えることがあります。

親の呼び方も、そのひとつなのではないでしょうか。

社会人になると「父・母」という言葉を使う場面もある

社会人になると、自分の親について誰かに話す機会もあります。

たとえば、

「父が以前この仕事をしていました」

「母が入院しているため、今日は早く帰らせていただきます」といった表現です。

ビジネス上の会話など、改まった場面で自分の親について話す場合には、「父」「母」と表現するのが一般的です。

ここで注意したいのは、「パパ・ママと呼んでいるから、ビジネスマナーが身についていない」ということではありません。

家の中で「ママ」と呼んでいても、仕事では「母」と言える人はたくさんいます。

ただ逆もしかりで、「うちのママは、、、。」「お父さんですが、、、。」と会社でも話している人を見かけることもあります。

だからこそ、私は「呼び方」そのものより、場面に応じて言葉を切り替える力を子どもに伝えておくことが大切だと思っています。

我が家は最初から「お父さん・お母さん」でした

では、なぜ我が家では「パパ・ママ」を選ばなかったのでしょうか。

理由は、とてもシンプルです。

私は、大人になっても「パパ・ママ」と呼び続ける自分の子どもの姿を想像したとき、少し違和感があったからです。

もちろん、これはあくまでも私自身の感覚です。

「パパ・ママ」と呼んでいる家庭を否定したいわけではありません。

ただ、自分の中では、「子どもはいつか大人になる」ということを、かなり早い段階から意識していました。

赤ちゃんだった子どもも、幼児になり、小学生になり、中学生になり、高校生になる、そして、いつか社会人になる。

そう考えたとき、「だったら最初から、お父さん・お母さんでいいんじゃない?」と思ったのです。

もうひとつの理由は、途中で変更する難しさです。

たとえば、10年以上ずっと「ママ」と呼んでいた子どもに、「大きくなったからお母さんって呼んでね」と言ったとしても、すぐには変えられないでしょう。

本人からすると、「今さら?」となるかもしれません。

だったら、最初からその呼び方にしておけばいい。

私はそう考えました。

実際、子どもたちは「お父さん・お母さん」のまま大人になった

そして今、子どもたちは大人になりました。

我が家では、結局ずっと「お父さん・お母さん」です。

振り返ってみると、途中で呼び方を直したこともありません。

「もう高校生なんだから、お母さんって呼びなさい」

「社会人になったんだから、外では父と言いなさい」と注意する必要もありませんでした。

社会人となった息子は「お父さん・お母さん」も恥ずかしいようで、家や友達と話すときは「おやじ・母さん」になりました。

もちろん、外で自分の親について話すときには、その場に合わせた言葉を使います。

それでいいのだと思っています。

私自身、子育て中には「この先、困らないかな」と考えて選んだ呼び方でした。

そして子どもたちが大人になった今、「あのとき、最初からそうしておいてよかったな」と感じています。

「パパ・ママ」から変える必要はある?

では、現在「パパ・ママ」と呼ばせている家庭は、途中で「お父さん・お母さん」に変えたほうがいいのでしょうか。

私は、必ずしもそうする必要はないと思います。

今回確認した調査でも、高校生の「パパ・ママ」呼びは珍しいものではありませんでした。

また、ベネッセの調査では、呼び方そのものや変えるタイミングにこだわりすぎず、家族が心地よく過ごすことを大切にする考え方も示されています。

だから、「もう中学生なのにママなんて恥ずかしい」と親が無理に変えさせる必要はないでしょう。

むしろ、「家ではママでいいけれど、学校や仕事ではどう言う?」と教えてあげるほうが、実生活には役立つのではないでしょうか。

親の呼び方は「言葉の使い分け」を教えるきっかけにもなる

私は、親の呼び方を考えることは、子どもにTPOを教える良いきっかけになると思っています。

たとえば、

場面呼び方の一例
家族の中パパ・ママ/お父さん・お母さんなど
友達との会話お父さん・お母さん/父さん・母さんなど
学校や改まった会話父さん・母さん/父・母など
就職後の社内外での会話父・母など

もちろん、これは絶対的なルールではありません。

相手との関係や会話の内容によっても変わります。

大切なのは、「この場面では、どんな言葉が自然だろう?」と考えられることです。

これは、親の呼び方だけではありません。

「先生には何と言う?」

「会社の人にはどう伝える?」

「友達と話すときと、面接では同じ言葉でいい?」

そんな小さな積み重ねが、子どもの社会性につながっていくのだと思います。

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我が家の「お父さん・お母さん」は正解だったのか

今になって思うのは、「お父さん・お母さんを選んだことが正解だった」というより、「我が家には、この呼び方が合っていた」ということです。

「パパ・ママ」を選ぶ家庭には、その家庭なりの理由があります。

小さい子どもでも呼びやすい。

親子の距離が近く感じられる。

家族みんなが自然に使っている。

それも立派な理由です。

一方で、

「大人になったときも違和感なく使える呼び方にしたい」

「途中で変える必要がないようにしたい」という理由で、お父さん・お母さんを選ぶ家庭があってもいいのではないでしょうか。

親の呼び方に「これが正解」というものはないのだと思います。

大人になっても「パパ・ママ」はあり?私の答え

では、最初の疑問に戻ります。

成人しても「パパ・ママ」呼びはあり?

私の答えは、「家庭の中なら、その家族が自然だと思う呼び方でいい」です。

ただし、社会に出たら、場面に応じて言葉を使い分けられるようにしておく。

ここは、親として子どもに伝えておきたいところです。

「パパ・ママ」と呼ぶこと自体が問題なのではありません。

「いつでも、どこでも同じ呼び方しかできない」という状態を避けることが大切なのだと思います。

そして我が家の場合は、最初から「お父さん・お母さん」にしておいたことで、その切り替えを考える必要がありませんでした。

これは、私が子育てをしてきた中で、「こうしておいてよかったな」と思える小さな選択のひとつです。

子育てには、あとになって答えが見えてくることがあります。

そのときは何気なく決めたことが、何年もたってから「あれでよかったんだな」と思える。

親の呼び方も、そんな小さな子育ての選択のひとつなのかもしれません。

まとめ|呼び方よりも「場面に合わせる力」

令和の子どもたちの親の呼び方を見てみると、「パパ・ママ」はごく当たり前となりました。

だからこそ、「何歳になったらパパ・ママはやめるべき?」と年齢だけで考える必要はないのかもしれません。

大切なのは、家庭では家族らしく。社会では、その場にふさわしい言葉を選ぶ。

そんな使い分けができること。

パパ・ママでも、お父さん・お母さんでも、名前でも、家庭にはそれぞれの呼び方があります。

親子の距離感や家族の歴史が詰まった「呼び方」。

そう考えると、何気なく使っているひと言にも、その家庭らしさが表れているのかもしれません。

みなさんのご家庭では、子どもから何と呼ばれていますか?

そして、子どもが大人になったときの「親の呼び方」について、どんなふうに考えていますか?

参考・出典

  • ベネッセ教育情報「保護者の呼び方についてのアンケート」
  • ワカモノリサーチ「父親・母親の呼び方に関する意識調査」
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